手書きで幾何曲線を入力

SKITのユーザは、様々な幾何曲線を手書き操作で入力することができます。また、ユーザが自然な手書き操作によって意図した幾何曲線を入力することができるように、SKITは手書き曲線の形状の情報だけではなく、曲線が「どの程度素早く雑に描画されたか」という情報を様々な形で利用します。

7種の基本幾何曲線を認識可能

SKITは、ペンタブレットからコンピュータに入力された手書きの曲線を、次の7種類の基本幾何曲線のいずれかとして認識します。

線分
円
円弧
楕円
楕円弧
開いた自由曲線
閉じた自由曲線

その他の幾何図形（例えば多角形や星型など）は、これらの7種の基本幾何曲線の組み合せとして表現することができます。

描画の「雑さ」を用いて曲線を区別することが可能

SKITは、手書き曲線の形状だけではなく、描画の「雑さ」も考慮して曲線を区別します。そのためユーザは、似た形状でも書き方の丁寧さを変化させることで、SKITで認識される曲線の種類や形状を自由に変えることができます。曲線を書き分けるための具体的な方法については、使い方 > SKITでの書き方 > 幾何曲線の書き分けにて動画と共に解説します。

一筆で複数の幾何曲線を入力可能

手書き曲線の入力中に一時停止することで曲線を区切り、一筆で複数の曲線を一度に入力することができます。

グリッドへの自在なスナッピングが可能

SKITによる手書き曲線の入力では、グリッドへのスナッピングを行うことができます。このときのグリッドの間隔は連携した作図アプリケーションのものと一致するようになっていますので、グリッド間隔の変更は作図アプリケーション側で行うことができます。また、勢いを付けて雑に書くほど荒い解像度のグリッドにスナッピングされやすく、勢いを付けずに丁寧に書くほど細かい解像度のグリッドにスナッピングされます。この性質を利用することで、スナッピングするグリッドの解像度を自在に調節することができます。