ヒント
ここではSKITの発展的な書き方を説明します。
画面説明
- 曲線の種類
曲線のそばに表示されるアルファベットは認識された曲線の種類を表しています。- L
- 線分 Line
- C
- 円 Circle
- CA
- 円弧 Circular Arc
- E
- 楕円 Ellipse
- EA
- 楕円弧 Elliptic Arc
- FC
- 閉自由曲線 Closed Free Curve
- FO
- 開自由曲線 Open Free Curve
- 雑さの程度
曲線の周囲の緑色の円は雑さの程度を表します。大きいほど雑な、小さいほど丁寧な描画であることを表します。 - ガイドライン
薄いオレンジの線はガイドラインです。曲線の角度や中心を示す目安です。
区切りを入れるときと入れないとき
ストローク中に停止動作を入れることにより一筆で複数の曲線を書けますが、停止動作がない場合は一本の自由曲線になってしまいます。
ジェスチャをうまく認識させるためのコツ
SKITは線分や円ですらないほど雑な描画をジェスチャだと認識します。特に素早く雑に書くことを意識してみてください。また、全体的な形状が円に収まるように描画することもコツです。縦に長い形状ですと、線分と認識されやすくなります。
削除ジェスチャの範囲
削除ジェスチャを書く大きさによって削除される幾何曲線の範囲も変わります。
削除ジェスチャは赤い円で示した範囲に、緑の円で示している曲線の雑さが含まれる場合にその曲線を削除します。そのため、雑に書いた曲線を消すためには、より雑に大きなジェスチャを行う必要があります。
グリッド以外の点にスナッピングする
残念ながらSKITはグリッドにスナッピングすることを前提にしており、グリッド以外の箇所にスナッピングはできません。
この問題に対し正当なアプローチは「SKITで大まかに書き、連携先で詳細な編集をする」ことです。
また、図形空間操作を駆使することでも、ある程度のことができます。例えば、回転を使えば正六角形を描くことができますし、絶対図形空間操作を使ってほんの少し大きさの違う同心円を描いたりすることができます。