研究の概要 †
佐賀研究室では研究室誕生以来、一貫して手書き図形入力インタフェースについて研究しています。
本研究室では汎用的な手書き図形認識手法として、 FSCIを産み出しました。 FSCIは、描画の丁寧さの程度に応じてファジィ推論を行なうことで、 手書き曲線をユーザの意図した幾何曲線として認識します。
FSCIをC言語によるライブラリとして実現したものがFTK(FSCI Took Kit)です。 FTKの後継としてC++でFTKを全面的に書きなおしたライブラリがFTK++です。 そして現在、FTK++をJavaによって書き換えたライブラリJFTKに置き換わりつつあります。 これにより、デスクトップアプリからWebアプリまで幅広く活用が可能となっています。
更に、我々はFTK+を用いて 2次元描画のための 手書き図形認識フロントエンドプロセッサ SKITを開発しています。 FSCI技術をフロントエンドプロセッサとして実装することにより、 CADや3Dモデラなどの既存の実用作図アプリケーションに、 手軽に手書き図形入力機能を付け加えられるようになります。
一方、FTKは3次元描画にも対応しており、これを用いたVR環境で動作する3DモデラBlueGrottoの開発も進めています。 BlueGrottoは、空中に線を描くだけで正確な幾何学的立体形状を作りだすことを可能にします。
研究の主軸 †
佐賀研究室で行われている研究のキーとなる成果技術についての説明です。
- 手書き図形認識エンジン FSCI
- 汎用手書き図形入力インタフェース SKIT (とりあえずデモビデオという方はこちらとこちらとこちらへどうぞ)
- VR環境を用いた3次元手書き図形入力インタフェース BlueGrotto(とりあえずデモビデオという方はこちらとこちらへどうぞ)