一般の作図アプリケーションと連携
SKITは、一般の作図アプリケーションと連携して動作します。SKITの連携機構には以下のような特長があります。
幅広い作図アプリケーションとの連携が可能
SKITは、各種作図アプリケーション(お絵描きから製図まで、様々な用途のもの)と連携するように開発されています。SKITは作図アプリケーションと連携することで、その作図アプリケーションの機能の一部であるかのように振る舞います。このことによって、既存の作図アプリケーションが手書き作図アプリケーションにグレードアップします。
SKITと作図アプリケーションが連携するためには、作図アプリケーション側にSKIT連携モジュールを用意する必要があります。これらは作図アプリケーションごとに必要ですが、現在はサンプルとしてAdobe® Illustrator®のモジュールを公開しています。
SKIT連携モジュールの作成が容易
今後はデベロッパ向けSKIT連携モジュール作成キットを公開する予定です。これによって、ソフトウェア開発者が自由にSKIT連携モジュールを作成することが可能となり、任意のアプリケーションに手書き図形入力インタフェースを導入することが可能になります。
密な連携動作が可能
SKITは、作図アプリケーションと密接に連携をとります。
ユーザがSKITで手書き曲線を入力する際には、SKIT上には連携先のウィンドウが写し取られます。そして、SKIT上で認識された幾何曲線はカーボンコピーされたかのように連携先の作図アプリケーションに渡されます。
SKITは連携先の作図アプリケーションと同じ図形空間上の座標値を使用するため、連携先の作図アプリケーションとSKITとの間で座標値のずれが生じません。また、SKITは連携先の作図アプリケーションと同じグリッドを使用することで、連携先の作図アプリケーションのグリッドに対する実数精度でのスナッピングを実現します。